「健康行動理論」（104）
| 今までのことも聞いてみる |
| 保健指導や患者指導で、対象者に健康行動を勧める場合は、 過去にその行動を行ったことがあるかどうかを聞くことも 重要です。 過去にその行動を行ったことがない場合とある場合では、 働きかけを変える必要があるからです。 例えば、対象者に禁煙を勧める場合、過去に何度か禁煙に チャレンジしたことがある方に対しては、以下のような ことも聞くことが勧められます。 ※ 禁煙の最長記録はどれぐらいか？ ※ なぜ、その時に最長記録を達成できたと思うか？ ※ 禁煙が途切れたきっかけは何だったのか？ ※ 今から考えて、こうすればもう少し禁煙の記録が伸びたと 思うことはあるか？ これらの質問に対する対象者の回答に基づいて、その人に あった働きかけを考えることも可能になります。 |